雑草対策には防草シートが
もっとも効果的。
草刈りは体に負担がかかり、除草剤は人体や土壌に少なからず影響を及ぼします。どちらも定期的に行わなければならずコストもかかります。そこでおすすめしたいのが「防草シート」です。防草シートは、シートの下から雑草を生やさないこと(遮光率と貫通抵抗力)とシートの上に草の種が残留しないことで雑草を抑制します。
◆貫通抵抗力
スギナ、チガヤ、ヨシ、アシ、ササ、ドクダミなどの雑草は光がなくても繁茂するうえ、貫通力が強いので、それに抵抗できる力=貫通抵抗力が求められます。特に砂利下での使用には重要ポイントです。
◆透水性
防草シートが雨などの水を通さなければ、泥がたまり、飛来した雑草の種子が発芽してしまったり、法面(斜面)では、排水が流れ出し、思わぬトラブルになったりする可能性があります。
◆遮光率
光合成をおこなって成長していく雑草に対し、防草シートを敷くことで、太陽光を遮断して雑草の成長を妨げます。その太陽光を遮断する能力を示した数値が遮光率です。
◆耐久性
せっかく防草シートを敷いても、短期間で劣化してしまっては意味がありません。破れた部分から雑草が生えてきてしまったら、張り替えの手間やコストが余計にかかってしまいます。
◆施工性
防草シート施工の際、重量が重いと取り回しが悪く施工の手間が悪くなります。特に法面では、それがより顕著です。シートが軽いということは施工性の良さにつながるのです。
◆強い雑草も突き抜けない
繊維と繊維の間が拡がりにくく、強い雑草でも貫通を抑えます。
特に 350・240 は雑草 でもっとも強力なイネ科、スギナ、チガヤ、ヨシ、ハマスゲなどにも対応できます。
デュポン製防草シートは、縦横無尽に重ね合わせた特殊加工の極太繊維を 交点で熱融着しているため、抜群の強度、寸法安定性を持ちながらも薄い仕上がりです。それによって軽く、施工性を維持し ています。また、その薄さは水と空気を良く通すため土壌に影響を与えません。
安心のポリプロピレン素材
水にさらされ続けることで劣化する現象を加水分解といいます が、ポリプロピレンはポリエステルと違い、加水分解されません。 また、ポリプロピレンは酸・アルカリに強いという特徴がありま す。土壌へ有害物質が溶け出したり、焼却の際に有害物質が放出 されたりする心配はありません。当社製品は特殊配合により紫外 線への耐候性を高めております。
1本1本熱融着した各繊維はその隙間が拡がりにくく、強い雑草 でも貫通を抑えます。特にザバーン R350G・240G は雑草でもっ とも強力なイネ科、スギナ、チガヤ、ヨシ、ハマスゲなどにも対 応できます。
砂利は、雨、融雪、霜柱、歩行などにより沈下してしまうものですが、防草シートを敷くだけで沈下が抑えられ、砂利の補充が不要になります。また、高い強度と弾性率を兼ね備えているため、経年による砂利の沈下や路盤の変形、わだちを防止します。
水と空気を良く通すため土壌や環境に影響を与えません。薄い構造で目詰まりしにくく、その特長を活かして水捌けの悪い場所に暗渠排水用のフィルターとしての効果を得ることができます。
シートのロール直径が細く軽量なため、施工性に優れ、施工精度向上、施工費削減につながります。また、不織布なのでカットした切り口がほつれません。
ザバーン®350 グリーン
高耐久・強力タイプ
XA-350G1.0 1ⅿx30ⅿⅹ0.8㎜
XA-350G2.0 2m×30mⅹ0.8㎜
XA-350G3.0 3mx20mⅹ0.8㎜
ザバーン®240 グリーン
強力タイプ特に耐紫外線を改良
XA-240G1.0 1m×30mⅹ0.64㎜
XA-240G2.0 2m×30mⅹ0.64㎜
プランテックス®240 ブラック/ブラウン
スタンダードタイプ
PT-240BB1.0 1m×30mⅹ0.64㎜
PT240BB2.0 2m×30mⅹ0.64㎜
ザバーン®136 グリーン
スタンダードタイプ
XA-136G1.0 1m×50mx0.64㎜
XA-136G2.0 2m×50mⅹ0.64㎜
プランテックス®125 ブラウン/ブラック
ガーデンタイプ(砂利下専用)
PT-240BB1.0 1m×30mⅹ0.4㎜
PT240BB2.0 2m×30mⅹ0.4㎜
プランテックス®68ブラック
透水フィルター製品
PT-68BB1.0 1m×50mⅹ0.27㎜
PT-68BB2.0 2m×50mⅹ0.27㎜
法面
高架ベッド栽培
植栽帯
公園
ウッドデッキ下
庭園
インターロッキング
霊園
シートを敷設するだけでは完全に雑草を抑制したことにはなりません。
ピン固定部・シート同士・縁石や構造物との取り合い、ガードレール等の支柱や電柱廻り、切込み部分の処理をしっかり行えていないと雑草は生えてきてしまいます。
◆ピン固定部
防草シートのピン固定は防草効果を長期継続するための重要なポイントとなります。防草シートに直接ピンのみで施工した場合、シート固定部から雑草が繁茂してしまいます。その対策として、防草ワッシャーや防草パッチ®を使用することで、ピン穴部からの雑草を抑制することが可能となります。
◆端部処理
適切に処理することで、シート同士のジョイント部や端部からの雑草を抑制し、風の吹き込みによる捲れや剥がれを防止します。
GFボンド
シート同士の接着、及びシートとコンクリート、サイディング、金属等との接着に使用します。伸びがよく、乾いたあとも柔軟性があります。
接続テープ
防草シートの素材である、ポリプロピレン用の粘着力が強いテープです。ボンドでは対応できない支柱廻り等の処理にも使用できます。
フラットバー
土の上でも施工できます。フラットバー同士の連結部は、L型止めピンやハードエッジアンカー1本で止められます。
コンクリート用ビスセット
ビスとワッシャーのセットで、防草シートをコンクリート縁石やアスファルトカーブへ固定します。