天然素材 伝統の土壁 竹 藁 よし

 

【天然素材 よし、竹】


弊社では、土壁には欠かせない 

間渡し竹(女竹)と、葦(よし)を常時在庫しています。

*天然ものですので、その年や時期によってはない場合もありますのでお問合せ下さい。 

左写真手前 間渡し竹(女竹)4分x2900㎜ 130本/束

後方 ヨシ 9尺・10尺 

ヨシは4月ころ芽を出し8月~9月まで成長する。

高さは、2m~3mくらいになり、中には4mに達する物もある。

冬季に入り硬く締まってから刈り取る。(1月~2月)昔は刈り取って残ったヨシが足に刺さらないように、ヨシ下駄を履いて刈り取りをし、手作業なので重労働であった。

現在は専用機械で刈り取るので大変楽になったのである。 刈り取り後は、野焼きを行い次のヨシのための肥料となる。建築用の壁に使うヨシは、9尺~10尺の長さに揃えられ、1束55㎝~60㎝の束になる。


●よしは果樹農家のマメコバチの巣にも使われています。

 

よしを購入される方は左官業・造園業の方が主ですが、なかには果樹農家の方もいらっしゃいます。果樹の受粉を手伝う働き者のマメコバチの巣になるからです。

以前はよし屋根の家が多くマメコバチは屋根に巣をつくっていました。

最近では瓦の屋根が多いため、人間がよしを使って巣を作り、よしの茎の中にマメコバチが卵を産みつけます。

果樹農家にはよしが必需品です。マメコバチは果樹の受粉をお手伝いしてくれるので、つらい人工授粉をする人の姿が近頃めっきり少なくなりました。

同じ蜂の中でもミツバチは一年中活躍していますが、管理が難しい昆虫で人も刺します。

マメコバチは一年のうち11ヶ月は穴の中で過ごし手間も掛からず人も刺しません。

果樹の開花時期に合わせて、冷蔵保存した巣を取り出し、よしの巣の中の繭からマメコバチを目覚めさせます。活動範囲が巣から50m~80mと限られているので、管理もしやすいようです。人手の少なくなった果樹農家には最適な働き手です。