無機質浸透制防水材 エレホン100


・概要

エレホン化成工業株式会社

工業用水槽・ポンツーン・ボックスカルバート・防火水槽など
土木構造物の簡易防水に! 

 

 エレホン・#100は、無機質浸透成分を配合した防水材です。一般的なポリマーセメントモルタル防水材は、セメン トモルタルにエマルジョンを組み合わせて防水性を向上させますが、エレホン・#100は、EVAタイプエマルジョン の成膜により得られる防水性だけでなく、無機質浸透性成分配合による毛細管空げき閉塞効果で、防水性能を向 上させました。

・特徴

  • 利便性
    手軽に、すばやく、手間取らず、土木構造物を防水できます。一般的な防水塗料に比べて、経済的。
    軽・・・施工は、粉体と混和液に水を加えるだけ。
    すばやく・・・・ハンドミキサーで混ぜるだけ。
    手間取らず・・・調整した下地に水打ちし、コテ用はコテで1回、ハケ用はハケで2回塗るだけ。
  • 防水性
    #100に配合している浸透成分の作用やエレホン・シーラーを混ぜることで、高い防水性能が
    得られます。

・用途

  • 工業用水槽、ポンツーンボックスカルバート、防火水槽、地下湧水ピットなどの防水

・配合および材料使用量

 

メーカーパンフレットはこちら

荷姿 ・粉体25kg ・エレホンシーラー2kg
荷姿 ・粉体25kg ・エレホンシーラー2kg

施工要領

 1 下地処理

必要に応じて、下記の下地処理を行って下さい。
・レイタンス、ノロ、エフロなどは、サンダーで除去。
・巣穴は、固練りの#100をコテやヘラで充填。
・クラックは深さ3~5cm程度Vカット、ジャンカはブレーカーなどで - - - - はつり取り、#200などで埋め戻し、広範囲な断面は、フィックスシリーズで埋め戻し。
 ・漏水箇所は#300で止水し、#200で埋め戻し。


清掃
施工面の汚れを除去(12MPa以上の高圧水洗推奨)。

3塗り付け
・下地が乾燥していれば、十分に水打ちして下さい。

・#100を規定配合比で混合し、ハンドミキサーで練り混ぜる。

・練り混ぜた#100をコテ塗り用はコテで1回塗布し て下さい。
ハケ塗り用はハケで1回塗布後、塗布面が 指触乾燥した後2回目を塗布します。(塗布厚は約1mmです。) 〈#100ハケ用施工〉
・夏期は、添付した遅延剤を使用して施工して下さい。


4養生

注水、水がかりまでの養生日数は、夏期で1日以上、冬期で2日以上です。


性能


注)上記表はメーカー実験室で試験を行った結果であり、品質保証値ではありません。

取り扱い注意事項

  • ご使用に際してはMSDS(製品安全データシート)をよく読んで下さい。
  • 飲料水等浄水施設用としては対応してません。
  • 本製品は、コンクリート用防水材です。石組みの池等に施工すると、防水性が得られない場合があります。
  • 本製品は、亀裂に対する追従性がありません。
    構造的なクラックが存在するコンクリート躯体には、亀裂に対して追従性 がある防水材の使用をお奨めします。
  • 製品は直射日光、湿気を避けて5~35°Cで保管して下さい。
  • #100は、コテ塗り用とハケ塗り用の2種類をラインナップしています。施工に応じて選択して下さい。
  • #100のハケ塗り用は、コテ塗り用に比べて骨材を細かくしています。防水性能は、コテ塗り用とハケ塗り用ともに同じです。
  • #100は冬用と夏用があり、その使用期間の目安は、冬用が10月~翌年4月、夏用が4月~10月です。
  • エレホン・シーラー以外の樹脂は使用しないで下さい。
  • 練り水は、水道水水質同等のものを使用して下さい。不純物が硬化時間等に影響を与える場合があります。
  • 練り水は、規定水量を超えて過剰に加えないで下さい。(物性が低下します)
  • 一度練った材料の練り返しは絶対にしないで下さい。(物性が低下します)
  • 結露が生じる場合は、施工終了後も換気装置を運転して下さい。
  • 高温時は硬化遅延剤や、状況により冷水の使用を検討して下さい。
  • 魚類など水生生物を放つコンクリート槽に施工する場合、養生後に十分なあく抜きを行って下さい。
    供用する前にはリトマス試験紙などでpHが中性であることを確認して下さい。
  • 低温時は凍害の恐れがありますので採暖やシート養生を行って下さい。
  • 長時間の直射日光が当たる場合や強風の場合はシート養生を行って下さい。
  • 目に入った場合は直ちに水で数分間注意深く洗い、眼科医の診断を受けて下さい。
  • 皮膚に付着した場合は多量の水と石鹸で洗浄し、湿疹や炎症の兆候が見られる場合は医師の治療を受けて下さい。
  • 閉所で使用する場合は換気を十分に行って下さい。
  • 廃棄する場合は、許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して下さい。