リニアレベラーは耐荷重が要求される床の下地調整に優れた性能を発揮します。
● 耐荷重が要求される床下地に最適です。
● 翌日の塗床施工が可能です。
● 施工後3~4時間で軽歩行が可能です。
■ 薄塗りから厚塗りまで
セメント系材料の弱点である収縮率を、規格値の1/4とした超低収縮SL材で、塗り厚3~50㎜まで広範囲に対応します。
■ フォークリフトも乗れる高強度
高強度(圧縮強度52N/㎟)で耐摩耗性に優れるため、耐荷重床の下地調整ができます。
■ 溶剤系が塗れる
様々な塗床材が施工できます。もちろん張物も施工可能。また、優れた耐摩耗性を有しているので、露出仕上げが可能です。
■ 翌日に仕上げができる
即硬性のため、施工後3時間での軽歩行、翌日の塗床施工が可能です。(気温20℃の場合)
■ 施工しやすい
流動性が高く、速硬性でありながら可使時間が30分程度あるため(気温20℃の場合)、余裕をもって施工できます。
塗布型塗床材:エポキシ系、ウレタン系、メタクリル系、ポリエステル系、
ビニルエステル系、アクリル系、ポリマーセメント系
浸透型表面強化剤:特殊シイカ系、エポキシ樹脂系
● 工場、倉庫、屋内駐車場、病院手術室など重
量物が作用する床工事
● 店舗などの緊急床下地工事
● 塗り床、張物仕上げの床下地工事
● 新築、改築の床下地工事全般
荷 姿 |
標準割合 |
20kg/袋 |
|
標準施工厚 | 標準施工面積 |
5~50㎜ |
5㎜厚 約2.6㎡ 10㎜厚 約1.3㎡ |
リニアレベラー荷姿
20kg/袋
10㎜厚=約1㎡
ハネダシーラー
4kg/缶 約20㎡
18kg/缶 約90㎡
(現役一回塗布の場合の面積)
リニアレベラーを施工する際のプライマーとして使用するアクリル系水性シーラーです。
1 事前確認
● 下地はモルタルまたはコンクリートとしてください。
● 施工個所の確認を行い、ミキサーの昆練能力などを考慮して、流し込み順序、堰板の設置などの施工方法
について十分にご検討ください。
● 作業領域の温度が5℃~30℃であることを確認してください。
2 事前処理
● 下地にゴミ、ホコリやレイタンスなどの接着を阻害するものや、弱い部分がある場合は、
ポリッシャーや研削機で取り除きます。
● クラック、取り合いなどの隙間は補修を行い、乾燥させます。
● 1~2m間隔で墨出しをしてアタリを取ってください。
3 プライマー塗布
● ハネダシーラー原液をムラのないように、たっぷり塗布してください。
● 給水の激しい下地は、ハネダシーラー原液を2回塗布してください。
● シーラーが完全に乾燥してから、リニアレベラーを施工してください。
(前日施工が仕事の段取り上よいかと思います)
4 混練り
● 混練り時間は投入完了後3分が目安です。高速回転のハンドミキサー(600回転/分以上)、
SL材専 用ミキサーを使用してください。
● 混練り容器に所定量の水を先に投入し、撹拌しながら粉体を徐々に投入し、ダマを作らないように
混練りしてください。
5 流し込み
● 一か所に集中させずに、墨やアタリを目印に流し込みます。
● 流し込み後は速やかにトンボなどで平坦に仕上げてください。
● 施工面積が広い場合は、30㎡~50㎡毎に堰板を入れてください。
● 打ち継ぎ部分は13分以内にトンボや脱泡ローラーで均してください。
6 各種仕上げ材施工
● リニアレベラーが硬化乾燥後、メーカーの仕様に従い施工してください。
オプション工事:露出仕上げ
● 露出仕上げの場合はシート養生が必要です。軽歩行が可能になったら速やかにシート養生してください。
● シート養生することで表面強度が格段にアップします。
*注意事項
● セメント系材料のため、加水量や施工状況により、色の濃淡、ムラ、白華などが生じることがあります。
● 屋外や、常に水のかかる所では使用できません。
● プライマーの塗布やSL材の施工は、5℃以下では行わないでください。プライマー塗布からSL材の硬化までに気温が5℃以下になると考えられる場合は、適切な
採暖を行ってください。
● リニアレベラー施工時に圧送ポンプは使用できません。
● リニアレベラのみで十分な耐荷重を得られるものではありません。下地によっては要求される強度が出ないことがあります。
● 塗床の施工は、塗床ハンドブック(日本塗床工業会)に従って実施してください。特にSL材表面の目荒し(サンドペーパー掛け等)、塗り床用プライマーの塗布は
必ず行ってください。
● 塗床材特殊仕様(塗厚大、下地条件有りなど)の適用可否、特殊な下地、用途などご不明な点については、お問い合わせください。