マノール防凍剤NAC

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モルタル、コンクリート早強・防凍用

《完全無塩・無アルカリタイプ》

 

マノール粉末防凍剤NACは、鉄材を腐食・サビさせる原因となる塩化物を一切含有しない、完全無塩化・無アルカリタイプの早強・防凍粉末混和剤です。

寒冷期のコンクリート工事、左官工事、吹付工事に使用します。

初期凍害を防止、早期強度の確保、工期短縮、保温養生、設備費の節減など安全性と経済 性に優れます。

■性状・荷姿

液体タイプ 缶入り

粉末タイプ 袋入り

主成分 外観 P・H カサ比重 荷姿
 無塩化無機加工物 白色・粉末 11.0±1.0 1.05以下 9kg 

標準使用量

予想最低温度 セメントに対する使用量
 無塩化無機加工物 1袋 添加率
-5℃以内 1.5kg 2%
-10℃ 0.6kg 2.4%
-15℃ 0.9kg 3.6%

防凍剤NACの特徴

ナトリウム・カリウム等、一切含有しない無アルカリタイプです。

白色粉末タイプの完全無塩化ですから、鉄材の腐食がありません。

コンクリート中の鉄筋表面に保護皮膜〈不動態皮膜を形成して防錆作用を発揮します。

氷点降下作用によって練り水を不凍性にし、凍害を防止します。

◎モルタル、コンクリートの水和反応を促進して初期強度を高めます。

◎保温、加温養生設備費が節減できるので経済的です。

 

使用方法

  • モルタル、コンクリートの材料配合を空合せの時に粉末防凍剤NACを混入して、 充分に空練りします。
  • 空練りの後、水を加えて施工軟度に混練します。
  • セメントの加水分解生成物と反応する性質ですから、充分にミキシングしてください。 防凍効果を高めるため練り水は少なめにし、やや硬練りにしてください。また練り 置きは避けてください。 コンクリート打設時の温度は、およそ10°C~20°Cとしてください。 養生シートを用いてコンクリート打ち込み温度10°C~0°Cに冷えるまでの時間(前養 生)を10時間以上確保してください。
  •  プラスターには使用しないでください。 粉末防凍剤NACは水に溶解して使用しないでください。 極低温 (予想最低温度-10°C以下)では防凍性能を補うためシート養生など併 用してください。 ジェットヒーター等による過度の熱風養生は異常硬化による浮き、キレツの原因となりますので避けてください。
  • 貯蔵保管は、湿気・火気を避けてください。 ※酸性物質またはロダン酸化合物を含む混和剤との併用は避けてください。

防凍試験結果

●養生方法

屋外放置養生 (盛岡市内) 供試体採取から24時間シート養生

積算温度
材令3日 6 (°D・D) 平均気温 -7.92°C
材令7日 27 (°D・D) 平均気温 -6.14°C
材令28日 113 (°D・D) 平均気温 -5.97°C

 

●モルタル強度試験 

配合 セメント:砂=1:2.5(質量比)水セメント比=52%

マノール粉末防凍剤NAC添加量=セメント質量×2.4%

  圧縮強度  {N/mm2}
3日 7日 28日
無添加 1.27 2.75 6.08
粉末防凍剤NAC 5.39 8.83 16.86

コンクリート強度試験

PL法に基づく記載

(用途)

セメント混和剤 

・セメント関連以外には、絶対使用しないでください。

(警告)

・舐めないでください。飲み込むと、吐き気、失神、昏睡状態または、中毒死することがあります。

・酸性物質またはロダン化合物を含む混和剤と併用すると、有害ガスを発生する恐れがあります。 

・取扱う際は皮膚に触れないようにしてください。

(取扱上の注意事項)

・酸性物質(塩酸など)とは、絶対に混合しないで下さい。

・火気に近づけないようにしてください。 

・取扱い時には保護具(保護マスク、メガネ、ゴム手袋等)を使用して下さい。

・子供の手の届かない所に置いて下さい。

・使用する際は、標準使用量を厳守して下さい。

(応急処置)

・目に入った場合は、清浄な水で15分間洗浄し、医師の診断を受けて下さい。

・皮膚に触れた場合は、大量の流水にて洗浄して下さい。

・飲み込んだ場合は、直ちに医師の診断を受けて下さい。

(保管方法)

・他の容器に小分けして保管しないでください。

・直射日光及び火気を避け、耐火性の場所に保管してください。

(廃棄上の注意)

・都道府県知事許可を受けた産業廃棄物処理評者に委託する。