先日、週刊誌のコラムで「未婚男性の平均寿命は67.2歳(2020年人口動態調査より)」という衝撃的な内容が掲載されていました。
配偶者関係別の死亡年齢は、未婚男性は:67.2歳、離別あり(離婚や別居状態)の平均寿命は72.9歳。有配偶男性は81.6歳となっている。一人暮らしの男性はとにかく弱い!一方女性の平均寿命は生涯未婚は81.6歳、離別は80.9歳、配偶者ありは78.6歳、死別は91.0歳。配偶者有りのまま死ぬパターンが一番、寿命が短い。ストレスだろうね。コラムニストの両親の場合とも合致しておりデータは正確だ。人生100年時代なんて嘘だよなとつくづく思う。でも自暴自棄にならず、一日一日を大切に生きる。それしかないんじゃないかな。
そんなしめくくりのコラムでした。
まもなく64歳を迎える独り身の私にとって、あと3年ほどで平均に到達してしまうじゃないか!この数字はかなり衝撃でした。
でも待てよ、気になって調べてみました。どうやらこの統計データは2022年9月にYahoo!ニュースで発表された記事で、かなり話題となり、婚活を勧める書籍などにも引用されるなど社会に影響を与えたのだそう。記事のタイトルも「いのち短し、恋せぬおとこ」と秀逸(笑)
このデータは厚生労働省の「2020年人口動態統計」を用いて、配偶者関係別の死亡年齢の中央値を算出したところ、未婚男性は:67.2歳、有配偶男性は81.6歳となっており14年以上の開きがあるというもの。
計算自体は正しいものの、解釈が誤っているとの指摘がなされているようです。年齢構成が全く異なる集団から生じた死亡年齢を単純比較しているため、14年という大きな差が生じてしまったというのが実態のようです。
人口学では、「多相生命表(Multistate Life Table)」という手法が確立されているそうです。これは、各年齢ごとの死亡率を調べ、それを積み上げることで、「現在生きている人が将来どれくらい生きるか」を推計する方法です。
この計算でいくと
・ 65歳以降の未婚男性の平均死亡年齢:81.79歳
・ 65歳以降の既婚男性の平均死亡年齢:85.16歳
その差:約3.37年
となるそうです。
少し安心しましたが、健康寿命は少なくとも7~8年は見なければなりません。差し引くと私が元気でいられるのはあと5年程度でしょうか?
あらためて残された日々を大切に生きていかなければならないと思った次第です。
(小林)
