春を食む


例年、ゴールデンウィークはたまり場としている那須の古びた別荘に、暇な友人たちと集まってゴルフを楽しんでいるのだが、もう一つの楽しみが夜の飲み会。天ぷらが得意な友人が一人いて、そのネタとなる山菜を調達してくるのが私の役割となっています。

 

通常、山菜の調達は論瀬の大湊直売所で済ますのですが、今回は朝早く出たので、関川の道の駅まで足を延ばしてみました。行ってみると、こごみ、アケビの芽、いたどり、やまうど、ウルイ、赤ミズなど豊富な山菜が並んでいました。しかしお目当ては天ぷら用のタラの芽、コシアブラ。一束だけ残っていたかなり目が伸びてしまったタラの芽を発見。これとこごみを調達。帰路、胎内に入った290号沿いの集落に直売所を発見し、立ち寄ると山菜はわらび以外は売り切れていました。タラの芽はないかとたずねたところ今年のシーズンは終わっているとのこと。「でもこの辺では珍しい山菜でモミジナという山菜がありますよ」といって、奥から出してくれたので、こちらとわらびを購入。さらに胎内の道の駅にいってみたところ、ひっそりとコシアブラだけが販売されていたので調達。何とかミッションクリアした次第。

 

伸び気味のタラの芽

コシアブラ

モミジガサ


 飲み会当日、山菜の天ぷらの食べ比べとしゃれこんでみました。

まずタラの芽、目は伸びているがサクッとした食感の後に、エンドウ豆のような(とわたしは感じる)風味とほどよい苦み。うん!これこれという安定感。

ついで、コシアブラ。おーサクサクに揚がっている(ヨシオ君(友人)腕を上げたな)。スナック菓子のような食感のあとスンとする清涼感がたまらない。

最後はお初のモミジナ?調べてみたら通称「シドケ」、正式名称は「モミジガサ」といい、東北地方を中心に親しまれているキク科の山菜とのこと。その味はコシアブラと近いのだが、コシアブラより鼻に抜ける清涼感が強い印象。えぐみに至る手前の大人の味。これもいいなぁ!

 

この日は、山菜の天ぷらのほかにタケノコの煮つけ、たっぷりの鰹節をかけたこごみのお浸し、初ガツオの刺身など、まさに春の味覚を堪能した一夜となりました。

 

(小林)