お肌の染みを隠すファンデーション

最近お客様からのご相談で多いのが、土間コンクリートの色ムラや雨打たれの補修についてが多く寄せられます。

特に最近、下の写真のような茶色い染みがコンクリート自体から染み出てきたけどどうしたらいい?というお話が聞かれます。打込みの現場状況をお聞きしますと、冬場の寒い時期に早強コンクリートを使って打設したコンクリートという共通点がありました。早強ポルトランドセメントを使ったコンクリートですが、これに含まれている「ケイ酸カルシウム化合物」とこれらの化合物結晶間の間隙を充填するように存在しているアルミ ネート相(C3A)やフェライト相(C4AF)のいずれかが、悪さをしているのではないかと思われます。原因ははっきりわかりませんが、通常の普通ポルトランドセメントのコンクリートはこのような染みは出たという話は聞いたことがありません。セメントメーカーに問い合わせても、はっきりした回答は、得られませんでした。

 

問題は、この染みをどうするかです。

 


普通のセメント系補修材で全面薄塗仕上で補修するのが一般的ですが、カーポートや駐車スペースの土間ですと、表面強度や耐摩耗性が無ければ使えません。

そこで、今おすすめしているのが「エポミックス7000コート」です。

セメント系微粒子粉体にエポキシ・アクリルエマルジョンを配合した複合塗膜コンクリート表面コート材です。

本来は躯体防水、コンクリートの中性化の防止や凍害防止に開発された商品ですが、補修跡やコンクリートの色ムラなどを隠す「美装材」としても使われます。下地をエポキシ系プライマーで固めて(閉じ込めて)、その上に7000コートをローラーで2回塗をすれば、コンクリートより少し白っぽくなりますが、きれいに仕上がります。

 

もちろん、キチンと養生期間を取っていただければ、車が乗っても大丈夫です。ただタイヤ痕が少し目立つ場合があります。   宮崎

 

プライマーの塗布

7000コートをローラーで塗布

綺麗に完成です