セメントのアクは鍾乳洞と同じ?

*ヤブ原産業(株)HPよりの写真

 

コンクリート土間に一面白い粉を噴いたような、それが流れたような後を見たことはありませんか?

ブロック塀の目地のあたりから流れるような白い筋が付いていたり、タイルの目地から流れる白い筋をよく見かけますが、この現象を白華現象と呼びます。これはセメントの成分に含まれる石灰分すなわち水酸化カルシウムがモルタルやコンクリートの中に浸み込んだ雨水(水分)に溶け、表面にしみ出した時に空気中の二酸化炭素(CO2)と反応して、炭酸カルシウムとなり白い結晶となります。これをエフロレッセンスと呼びます。

鉄筋コンクリートのマンションなどのベランダの下などコンクリートのひび割れなどから浸透した雨水が、白華現象を起こし、長い時間をかけてエフロがつららのようになったりします。炭酸カルシウムのつららです。

実は鍾乳洞の石筍もこれと同じ理屈で出来ています。地中の石灰岩の層に雨水が浸透し、石灰岩を溶かして空洞を作り洞窟の様な空間ができたといわれています。生成の仕組みは若干違いますが、同じ成分には違いありません。

しかし、写真の様なつらら状になるエフロが出来るということは、建物の構造上問題があります。早めに対処した方が良いと思います。

 


 

 

 

 

これは「あぶくま洞」の写真です。

ライトアップされて、神秘的ですが、コンクリートのエフロと同じとは思えませんね!

鍾乳洞などに行ったら、エフロの事など忘れて神秘的な異空間をぞんぶんに味わってきてください。

宮崎でした。