白アリ対策!水の流れを変えよう

テラスがタイル張りになっているのですが、水勾配が建物側になっていて、手前に側溝を設けて水を排水している現場です。五月の中頃から羽蟻が出始め、心配で調べたところ、丁度このテラスの内側の土台から隣の部屋にかけて、シロアリにやられていました。

原因は、テラスサッシの水切りよりタイル仕上が高くなっており、一部の水が浸み込んで土台に廻っているようです。

 

基本的には、外壁の土台水切りやサッシの水切り金具より下に雨水を落としてやるのが原則です。

 

其れに則り、建物側のタイルを取り、側溝の底を下げ、水切り金具に落ちる水を側溝に入るようにし、土台側のモルタルと側溝に防水層を設け、その上にグレーチングを掛け直すことになりました。

 

左の写真は、エポミックス#7000という防水塗料を掛けているところです。

テラスの雨水や土台水切り・サッシの水切りの雨水も全部側溝に落ちるようにし、土台に水が廻らないように側溝全体に防水塗料を掛けました。

 

ノンスリップ加工の嵩上げ式ステンレスグレーチングを架けて完成です。

 

防水塗料を傷つけないようにとガタつかないようにゴムのクッションを張り付けてあります。

また、水が落ち易いように隙間を開けてありますので、グレーチングが動かない役目も果たしてくれて、一石三鳥でした。

 

ここからはもう水が土台に廻る事はないと自信をもっております。

宮崎