塗り壁シート工法

 

【ぬり壁シート】 


石膏ボード、既存クロスリフォーム向け

内装下地シート 92cmx50m/本

石膏ボード+下地専用シート+健康ぬり壁仕上材


乾式+湿式のハイブリッド方式で、早さと機能を充実!


漆喰、珪藻土壁をもっと手軽に身近なものへ

石膏ボード下地全体に下地専用シート<MK下地シート>を貼る事により、

ボードのジョイントや下地素材の違いがあっても、同一の下地となり、吸込みの違いによる色むらの発生がしにくくなります。下地シートは、パルプや竹の繊維を混入しているので、引っ張り強度・破裂強度に優れています。また、均一の継ぎ目のない一枚下地となり、ひび割れ防止効果がアップします。シートには竹の繊維を配合しているため、通気性に優れ、さらに抗菌性・脱臭性も有しております。ぬり壁シート工法は、工期を短縮し、コストを抑えた上で、高機能な健康壁材での仕上を提供します


ぬり壁シート工法の下地は、基本的には石膏ボード下地です。木下地(コンパネ)も可能ですが、アクが出やすいため必ずアク止めシーラーを塗布してください。特に赤身の合板はアクが出るので、できれば避けてください。石膏ボードの施工については、JASS11(木工事)12節「内外装・天井下地」又はJASS26(内装工事)5節「壁工事」に従い施工してください。

 

【パテ処理】

 

パテ処理は通常のクロス貼りと同じように下塗り、上塗りと丁寧に施工してください。下記手順にて(写真)。尚、出隅部は専用のコーナー補強材で補強することをお薦めします。入り隅に2㎜以上の隙間がある場合は、隙間にボンドコークを入れ、平滑にしてください。

上塗りパテ硬化後サンドペーパー#100で平滑にしてください。研磨後、表面の粉は刷毛などで完全に取り除いて下さい。石膏ボード端部に割れがある場合は、カットして取り除き、パテ処理を施してください。 


 

【リフォーム・既存クロス下地の施工方法】

既存のクロスを剥がし、残った薄紙と下地との接着を確認してください。ボードにしっかり付いている薄紙は剥がす必要はありません。 薄紙が浮いている場合は必ず剥がしてください。下地に凸凹が残っている箇所は、パテ処理を施して平滑にしてください。


■ボード破損状況の確認

クロスを剥がした際、ボード紙もはがれてしまった場合は、パテ処理をしてください。ボードに段差がある場合もパテ処理で平滑にしてください。 ビスや釘の錆が出ている場合は、錆止め剤を塗布するかステンレス製のビスに打ち替えてください。

ボードの浮きや亀裂など、破損が著しい場合は、ボードの張替えをしてください。

漏水などでシミが残っている場合は、アク止めシーラーで処理してください。

カビが発生している場合、上紙を剥いでも下の薄紙に黒いシミが残っている場合があります。カビ処理剤で全面を処理してください。


【MK下地シートの貼り付け】

○糊は通常より濃くし、多めにつけてください。(1割増しを目安)

○シートは全面ムラなく、縦貼りで貼り付けてください。


○鏝仕上の場合は、必ずシートのザラ付いた面を表にして貼ってください


○シートの圧着には、クロス専用のハケベラかスムーサーを使用し、空気が残らないようにしっかり貼り付けてください。



○シートのジョイント部は、目地用ローラーを使用し、しっかり押えてください。


○糊付後のオープンタイムは、夏場5~10分、冬場10~15分程度とし、

 これ以上のオープンタイムを取らないで下さい。



平面部

シートのジョイント部は、下地のジョイント部と5cm以上離し、パテ処理部と重ならないようにしてください。


鏝仕上の場合は、シートのジョイント部は、突き付け貼りとしてください。

 

ローラー・吹き付け仕上の場合は、重ね断ちとしてください。


出隅部はシートを回し貼りとしてください


■入隅部はシートを突き付け貼りとしてください(回し貼り×)

*接着剤はデンプン系接着剤、ルーアマイルド、ウォールボンド00200(ゼロホルマリン)を推奨します。

ジョイントの重ね断ちの際は、下地の石膏ボードを切らないように、下敷きなどを当ててカットしてください。

シート上に糊が付着した場合は、水を含ませたスポンジを堅く絞ってから、軽く拭き取って下さい。

 

■上塗り

○シートを貼り付けた後、夏季は翌日、冬季は中1日置いてから上塗り施工をしてください。

○使用する上塗り材の施工要領書に順じて施工してください。 
*通常の内装ぬり壁仕上材以外をご使用の際は、ご相談下さい。